パワハラ上司によるなぜなぜ分析の特徴と対応方法

上司からのなぜなぜ分析に悩む部下 工場勤務

仕事でイレギュラーが発生する度になぜなぜ分析をさせる上司がいますが、しつこいとなかなかうざいですよね。

真の原因を追究させるのは大事なことですが、パワハラ上司の都合でやらされるなぜなぜ分析は意味ないので付き合うだけ時間の無駄です。

とは言え、期限までになぜなぜ分析した結果を報告しないと、上司からのパワハラが更に増す一方で鬱になってしまいます。

そこで今回は、パワハラ上司と行うなぜなぜ分析を上手く切り抜けるおすすめのやり方を紹介していきますよ。

やり方を知って、パワハラ上司都合のやっても意味ないなぜなぜ分析を一瞬で片づけてしまいましょう!

パワハラ上司によるなぜなぜ分析の特徴

「なぜなぜ分析なんかやっても意味ないよな…」

と思ってしまうかもしれませんが、最初からなぜなぜ分析を否定してはいけません。

なぜなぜ分析における真の原因(真因)を追究していく考え方は、製造業において非常に重要です。

ただし、なぜなぜ分析はやり方を間違えるとまったく意味ない凶悪なパワハラツールとなります。

パワハラ上司によるやっても意味ないなぜなぜ分析とはどのような特徴があるのでしょうか。

まずは、パワハラ上司によるなぜなぜ分析の特徴を3つ挙げていきます

特徴を知って、やっても意味ないなぜなぜ分析を見極めていきましょう。

手段が目的化している

なぜなぜ分析は現場で発生した現象の真の原因(真因)を見つける手段であって、なぜなぜ分析をすること自体が目的ではありません。

「職場でなぜなぜ分析させている感じ、なんかトヨタ工場みたいで良いな…」

「会議室でなぜなぜ分析したという実績を作って俺の活動報告書を充実させたい」

とにかく形にこだわりたいタイプの上司に多く、メンバーでなぜなぜ分析をすることが是正と対策になると思っています。

みんなでなぜなぜ分析を取り組む姿勢だけ見れば満足するので、部下はまったく意味ない時間を付き合わせられるのです。

なぜなぜの回数にこだわる

なぜなぜ分析は、真因がわかったら終わりで良いため、なぜの回数に決まりはありません

真の原因が分かればそれ以上に深掘りしなくて良いのに、回数にこだわる上司は非常に厄介ですよね。

「私は5回ではなく最低でも10回以上なぜを繰り返すように現場の部下へ指導しています!」

などとドヤ顔で語る管理者がいますが、そんなことするから部下が鬱になってしまうのです。

真因がすでに見つかっているのに、なぜの回数を稼ぐために部下たちは夜遅くまで知恵を出し合います。

いや、そこ頑張るところじゃないし…

報告資料などは質ではなく量が正義だと主張するタイプのパワハラ上司に多いでしょう。

個人を吊し上げる

作業者個人に責任を押し付け、みんなの前で吊るし上げるパワハラ上司。

チームで問題が発生しても、しくみを一切変えようとせず、真っ先に作業者が無能だと決めつけて、自分なりに戦犯を見つけようとします

戦犯を見つけたら、みんなの前でなぜなぜ分析のようなことをさせて、個人を吊るし上げるやり方で進めますよ。

「追い詰めるくらいにとことん作業者に躾しておかないと、ポカミスは減らない」

という考えがあるようです。

「なぜポカミスをしたのか」→「〇〇が無能だから」→「なぜ○○は無能なのか」…

このような形でなぜなぜ分析が使われてしまうと、部下のメンタルは削られ、鬱になってしまいますよね。

ポカミスだとわかったら、ポカヨケのしくみを考えて問題が解決できれば良いのですが…

意味ないなぜなぜ分析を簡単に終わらすやり方

「なぜなぜ分析すればするほど鬱になる…」

「あ、これやっても意味ないタイプのなぜなぜ分析だ…」

パワハラ上司による意味ないなぜなぜ分析を一瞬で終わらすやり方はないのでしょうか…

そこでおすすめするやり方が、チャットGPTなどのAIツールの活用です。

AIになぜなぜ分析してもらうと、簡単にそれっぽい回答をしてくれるので便利ですよ。

意味ないなぜなぜ分析を強いられて鬱になってしまう前に、最初からAIに任せてしまった方が負担を抑えられます。

AIによるなぜなぜ分析のメリット

AIを活用することでどんな効果があるのでしょうか。

ここからは、AIによるなぜなぜ分析のメリットを3つ紹介していきます

何のためにAIを活用するのかを理解して、AIの強みを最大限に引き出しましょう。

短時間で分析できる

発生した現象をなるべく具体的に入力すれば、一瞬で回答してくれるので考える時間を短縮できます。

意味ないなぜなぜ分析は真剣に考えるだけ時間の無駄です。

関係者が集まって議論しても、なぜなぜ作文がまとまらずに、長時間会議室で拘束されてしまうのもなかなかつらいですよね。

チャットGPTなどを利用して先にたたき台を作っておけば、あとは都合の良いように修正するだけなので、やりやすいでしょう。

いろんなパターンを提示できる

例え真因が明確になっても、なぜなぜ分析の回数にこだわる上司が相手だと、

「これしか分析してないのか!反省が足りていないのでは?」

といったご指摘が入るので、とりあえずたくさんパターンを考えなければなりません。

AIは複数の視点からなぜなぜ分析を行ってくれるため、一連の流れのみならず様々な派生ルートを提示してくれます

これによって、上司に提出する報告書の内容を簡単に増やすことが可能です。

客観的な分析

なぜなぜ分析は、事実とデータに基づいて客観的に行うことが大切です。

なぜなぜ分析の理解度が浅い者同士で行うと、責任の押しつけや言いづらさなどの感情が勝り、よくわからない方向へ話がいきます。

AIは感情に左右されず、中立的な立場から分析しようとするため、個人を追い詰めるような分析はしません。

とは言え、パワハラ上司が相手だと客観的な分析は通用しないケースがあり、個人の問題だと軌道修正させる傾向がありますね。

個人の欠点を深堀りすると鬱になるので、そういった場合でもAIで適当に分析してもらった方が、メンタル的にも楽でしょう。

AIによるなぜなぜ分析の注意点

AIを活用してなぜなぜ分析をするメリットを紹介してきました。

余計に悩まず、短時間でなぜなぜ分析してくれるなんて、非常に便利ですよね。

しかし、AIを活用してなぜなぜ分析するやり方には注意点が2つあります。

AIは現場を知らない

まず、三現主義を無視したなぜなぜ分析は意味ないです。

AIはあなたの現場を知らないので、わからない部分は「仮に」や「もししれない」などの推測止まりで分析しようとします。

現場の稼働状況などが言語化できていないと、本来の目的である真因へたどりつくのは難しいでしょう

しかし怖いのが、無能な上司の大半が現場を知らいないので、事実に基づかないなぜなぜ分析の違和感に気づきません。

現場を知らないもの同士で会話が成立してしまうのも、現場にいる部下としてはなかなか切ないですね。

あくまで自分たちで考えたフリをする

パワハラ上司のタイプにもよりますが、パワハラ上司は気合と根性という言葉を部下に力説する傾向があります。

真因を見つけ出すことよりも、

  • 戦犯の吊し上げ
  • 苦痛を与えて反省させる

といった目的でやらせるので、AIを活用してなぜなぜ分析したことがバレると、さらに面倒くさいことになるでしょう。

上司がいる前での利用は避けて、会議や報告会の前に予習をしておきましょう。

まとめ

なぜなぜ分析が意味ないのではなく、なぜなぜ分析を自分の都合が良いように解釈してパワハラツール化させてしまう風習が問題です

三現主義に基づかない誤ったなぜなぜ分析を引き継いでしまうと、いずれ組織は崩壊します。

正しいなぜなぜ分析を知りたいのであれば、なぜなぜ分析の第一人者である、大野耐一氏の「トヨタ生産方式」を読んでください。

パワハラ上司による理不尽なクソゲーに付き合うなら、真剣に考えるだけ時間の無駄なので、AIを駆使して負担を軽減していきましょう。

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