【大卒工場勤務】大卒だからこそ製造業に就くべき5つの理由

工場勤務

「自分だけ工場勤務、しかも生産技術とか品質保証ではなく、ゴリゴリの製造部門配属になってしまった」

「理系大学出身だけど、工具とか加工機でものづくりする製造現場へ就職するのは変かな…」

このように、理系大卒出身で製造業への就職を恥ずかしいと感じている就活生や新入社員も多いのではないでしょうか。

大卒だからこそ工場勤務するメリットはたくさんありますよ!

私は同期約20名いる大手装置メーカーへ就職し、1人だけ工場の製造部門へ配属となりましたが、最速最年少で管理職へ昇格しました。

本記事では大卒で製造業へ就職するメリットについて、半導体装置製造歴10年以上のゆとり課長が簡単にわかりやすく解説してきます。

大卒製造業のメリットを知れば、自分の仕事に対するモチベーションの維持につながりますので、ぜひ参考にしてくださいね!

大卒で製造業はもったいないのか

ありかなしかを判断する男性

「大学卒業後の進路が製造業だと恥ずかしい…」

「製造業って将来的に収入が厳しくなるのでは?」

工場勤務または製造業と聞くと、「単純作業」「肉体労働」のイメージが強いですよね。

「せっかく大学まで行ったのに…」と不安に感じてしまう方も多いでしょう。

理系文系問わず、大卒で製造業は年収や社会的地位を考えてありなのでしょうか…

大卒で製造業でも全く問題ない理由

安心してください!

結論から言うと、大卒で製造業でも全然問題ありません

理由は以下の3つになります。

自分に向いている仕事かどうかが重要

「大卒ならこんな業種につくべき」といった縛りなんてそもそもありません。

理系文系にとらわれず、重要なのは仕事内容や職場環境が自分の性格とマッチしているかどうか

例えば日々の業務がライン作業や反復作業の場合、一日難なく集中できる人、退屈で辛いと感じる人もいます。

「楽勝でできて当たり前」と思われがちな業務でも、向いていない人は大卒でもミスを連発するので、「誰でもできる」は間違いです。

人とのコミュニケーションを苦手としている大卒新入社員が、無理に営業職を希望してしまう方が問題と言えるでしょう。

人からどう思われようと関係ない

周りからどう思われようが、あなた自身が恥ずかしいなんて思わないでください。 

製造という職業はものづくり産業を支える非常に重要なポジションと言っても過言ではありません。

「大卒なのに製造!?」と言われたら、「ものづくりで世界支えちゃってます」などと答えておきましょう。

自分が気にしすぎているだけ

大卒で製造業の方はあなた以外にもたくさんいて、実はそんなにめずらしいケースではありません

実際に大手企業の重役も、新人時代は製造現場で働いていたなんて結構ありますよ。

そもそも日常生活で「大卒で製造はもったいないよな」なんて、面とむかって言われることは少ないです。

あなた自身が製造=恥ずかしいと過剰に思い込んでいるだけかもしれません。

大卒が製造業に就くメリット

目標を掲げる女性従業員

「大卒がわざわざ製造業を選ぶ理由って何?」

「製造業の魅力をもっと知りたい!」

工場勤務ならではのメリットって、どんなものがあるのか気になりますよね?

ここからは、大卒が製造業に就くメリットを5つ紹介していきます。

製造のメリットを生かして、充実したキャリアを積んでいきましょう。

安定した年収

製造業の平均年収は年齢や企業規模で大きく異なりますが、30代男性の場合、基本給とボーナス合わせておよそ400万円と言われています。

これだけ見ると高年収とは言えませんが、決して低いわけでもありません。

この他に残業代や役職手当、技能手当などが加算されていくと、正社員であれば平均を大きく上回る年収になるでしょう。

また、営業職のような歩合給もないので、毎月確実な収入が得られますよ。

基本給は高卒よりも高額に設定している企業がほとんどなので、大卒の製造は有利と言えますね。

幹部になりやすい

周囲に高卒以下や非正規従業員が多い分、工場勤務の大卒は将来の幹部候補者として見られる可能性が高いでしょう。

同期や近しい年代の大卒社員がほとんど集まる本社などは、出世の枠が限られている分、競争が激しいです。

一方で工場は大卒の割合が少なく、しかも生産技術や品質保証といった工場のメジャーな部門ではなく製造部門ともなるとライバル不在で昇格しやすい環境と言えます。

勤務時間が明確

生産スケジュールに沿った業務を行うため、他業種と比べると突発的な仕事が少なく定時帰宅しやすいと言えます。

事故防止と人件費高騰の観点から、過酷な残業を従業員にさせないように取り組む企業も多いです。

特に工場勤務は疲労が蓄積しやすい作業が多いので、現場従業員の休憩時間と労働時間はより厳しく管理されています。

早く帰宅できて、プライベートな時間を確保しやすいのはうれしいですよね。

資格を取りやすい

工場勤務になると様々な技能や知識が求められます。

中でも、

  • フォークリフト
  • 危険物取扱いに関する免許
  • クレーン

などの資格は、従業員の誰かしらがもっていないと日常業務に影響が出てしまいます。

資格取得のために勉強する時間や費用を工場側が全面的にフォローしてくれるので、資格を取りやすい職場環境と言えるでしょう。

製品を扱う時間が多い

設計や事務職はデスクワークがメインであるため、自社製品を扱う機会は多くありません。

製造は細かい部品や原材料を加工していき、製品を形にしていくので、達成感を感じやすく、ものづくりの楽しさを直接現場で体感できます

ものを触って実務を経験していくと、機械設計や制御工学などの技術系知識も自然と身につくのです。

現場・現実・現物の 3現主義に沿った業務が求められるでしょう。

製造業は自分に合わないと思ったら…

仕事に向いてないと落ち込む男性

「やっぱり自分に製造は向いていないかも…」

「自分の仕事にやりがいを見出せない…」

実際に入社してから、人間関係や職業の適応性に不満を感じてしまう方もいるでしょう

そう感じるのであれば、以下を検討してみましょう。

転職を考える

「給料も職場環境も自分には合わない!」と感じるなら、転職を考えるのも一つの手段です。

近年は転職サイトも充実し、転職しやすい社会になりました

なので、他にやりたい仕事があるなら、製造を無理して続ける必要はありません。

自分が納得いく転職先を探してみてはいかがでしょう。

副業を考える

働き方の多様化が進む昨今、副業をしている方も珍しくありません。

ネットビジネスやSNSの進化により、スマホやパソコンがあれば、誰でも簡単にお金を稼げるようになりました。

特に就業時間のメリハリがつきやすい工場勤務は、副業に費やす時間も確保しやすいのではないでしょうか。

「工場の仕事つまらないけど、転職はちょっと抵抗を感じる」

「本業の隙間時間を利用して新しい仕事に挑戦してみたい」

と考えている方におすすめのワークスタイルです。

まとめ

大卒が製造業に就くと様々なメリットがあります。

「大卒で製造業は恥ずかしい」なんて悩む心配は入りませんよ。

大卒製造業は、ものづくりの楽しさを得ながらも、企業にとっての重要な人材として見られやすい非常においしいポジションです。

今回紹介した記事を参考にして、もっと製造という仕事に誇りを持ちましょう

前向きに考えて、自分のスキルアップに繋げていきましょうね!

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